順調に織りは続けられております。糸はまだ紡績糸ですし、まだまだ太い糸を使っておりますので地布のようにはいきません。緯糸には少し、各自自分で紡いだ糸を入れています。(果)
織り手が変わるところの印として、簡単な緯浮紋を入れました。きれいな浮き紋を織るのもなかなか難しいようでした。
浮き組織として綜絖、踏み木をセッティングしましたので、腰機でのような、自由な紋織りとはいかないのが制約のあるところです。(果)
8月20日
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朝一番に摘んだ蓼藍の葉から、出来るだけ短い時間で染液を取り、間髪入れずに染めていく。時間にすると、僅か1時間以内のこと。
染めたのは、シルクのストール。この色は、綿では多分出せません。こういう微妙な色は、動物性繊維の方がよく染まります。
もっと、淡い青になるかと思っていたけど、意外にもくっきりした青になりました。何回染液に浸すか、でも、得られる色は変わってくるようです。
ぱっと見垢擦りタオルのように見えるのは、素材のデコボコによるものです。
オーガンジーのシルクなら、つるっと、ペラっと、もうちょっと綺麗かもしれません。
偶然にも、この青は私が好んで買い求めるTシャツの色に似ています。
天然の染材でそんな色が得られるのが、何だか嬉しかったのでした。(青)
今年の藍の生育はかなり良かったのですが、忙しかったのと、刈り入れ時と天候がうまく合わなかったところが、残念なことでした。生葉染めにはぎりぎりのタイミングとなりました。それでもなかなかの発色です。(果)
活動日 2009/7/2・16 8/6・20